六弦工房
the forget-me-notのギタリスト、Hajimeのブログです。
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Axe-Fx II report #3「キャビネットは何処に配置する?」
前回の#2「空間系エフェクトの接続と設定」に続いて、今回は「キャビネットを何処に配置するか?」具体的には空間系エフェクトの前後どちらかを考えていきます。

空間系エフェクトの前(図1)
エフェクト前_2_70
                              (図1)
まずアンプ→キャビネット(モノラル)でドライを作り、その後に空間系エフェクトを配置します。DAW上でBusでエフェクト処理するイメージです。

空間系エフェクトの後(図2)
エフェクト後_2_70
                              (図2)
アンプ→空間系エフェクトでウェットを含めた音を作り、その後にキャビネット(ステレオ)を配置します。実機を使ったシステムのイメージです。

以上、#3「キャビネットは何処に配置する?」でした。
次回、#4「中音と外音」に続きます。
Axe-Fx II report #2「空間系エフェクトの接続と設定」
Fractal Audio Systems Axe-Fx IIについて前回の紹介動画#1「Fractal Audio Systems Axe-Fx II Demonstration」に続いて、今回は「空間系エフェクトの接続と設定について」です。

接続についてはシリアル(直列)パラレル(並列)の2種類がありますが、空間系エフェクトについてはパラレルが基本となります。
シリアルの場合、ドライ音が変化してしまうからです。

まず図1がシリアルです。
シリアル_2_70
                              (図1)
ディレイ音等(ウェット音)を上げるためにはMixを上げるのですが、最大は100%なのでウェット音を上げるほどドライ音が下がってしまいます。空間系エフェクトをつなぐほどこの問題が出てきます。
またはシリアルの場合は空間系エフェクトのLevelでドライとウェットを合わせた音量を調整できますが、やはり空間系エフェクトをつなぐほどLevelをその都度調整することになり、ドライとウエットのバランス調整が困難になります。

一方図2がパラレルです。
パラレル_2_70
                              (図2)
まずエフェクトのMixは100%に固定します。信号を分岐することでドライ音とは独立してエフェクトのLevelを調整することができます。
またBypass ModeをMute Fx Inにすること。これをしないと信号が分岐しているので、エフェクトをミュートしたときにドライ音が二重に通過することになり音量が上がってしまいます。

特に実機でシリアルの場合はドライとウエットのバランス調整問題の他に、アンプ後のアナログ信号がエフェクトに入りデジタルに変換されることで、ドライ音が劣化する問題を防ぐ意味もあり、ミキサーを介したパラレルが導入されました。
そのためにシステムが巨大化する問題もありました。
Axe-Fx II内でアンプからエフェクトまで全て処理する場合はシリアルでもアナログ→デジタルの変換による音質劣化はありませんが、前述のドライとウエットのバランス調整問題がありますので、パラレルが推奨されます。

実機の場合はアンプ、エフェクト、ミキサーと最低でも3台必要だったものが、Axe-Fx IIのみ1台で完結できるのは大きな利点です。

以上、#2「空間系エフェクトの接続と設定」でした。
次回、#3「キャビネットは何処に配置する?」に続きます。
Axe-Fx II report #1「Fractal Audio Systems Axe-Fx II Demonstration」
Axe-Fx IIの紹介動画を制作しました。



すでに各所で紹介動画や記事が出ていますが、Axe-Fx II reportと題して 今回から数回に分けて自分なりにご紹介していきたいと思います。

まず接続は
guitar→Axe-Fx II→I/F→Pro Tools 10

通常収録ではエフェクトの掛け録りはしないのですが、今回はAxe-Fx IIの紹介なのでエフェクトも含め全てAxe-Fx IIで処理しました(掛け録り)。DAWでの処理は音量調節のみです。

アンプについては特にCAA 3+SEモデリングが気に入っています。
Clean、Rhythm、Leadの3chあり、煌びやかでポップスからロックまで汎用性の高いサウンドです。

音質は抜群に良いのですが、本体の操作性にはかなり難ありです。
実際には本体ではなく、専用エディター(無料)で操作することが主になると思います。

最後に音作りについて(以下ライン出力の場合)。
まず入出力レベルを適切に設定すること。
公開されたプリセットをインポートすると期待外れなことがありますが、この入出力レベルを含めた環境が各人で異なるからではないかと思います。

そして収録時と同じ環境でモニターすること。
Axe-Fx II本体にヘッドフォン端子(本体OUTPUT 1と連動)がありますが、それではなく実際にモニターするI/Fのヘッドフォン端子(およびスピーカー)でモニターすることをお勧めします。自分の環境ではAxe-Fx II本体のヘッドフォン端子でモニターすると音量が非常に大きくなりました。

さらにアンプの設定については項目が膨大ですが、調整するのは基本的にInput Drive、Eq、Master Volume、Level、Bright Switchだけで良いと思います(図1)。

#1_図1_70
                            (図1)

Master Volumeを上げるとGainも上がり音色も変わりますので、音色を変えずに音量のみを変える場合はOutputを調整します。
好みのアンプがあればまずはそれを選択して、次に好みのキャビネットを探してください。
ある程度好みのキャビネットがあれば、次にマイク(キャビネットの項目)を選択します。
マイクを代えると音もかなり変わりますので、さらに好みの組み合わせを探します。
その他の膨大な項目を調整するのは基本となる音ができてからで良いと思います。

以上、今回はAxe-Fx IIの紹介動画でした。
エフェクトの接続、中音、外音、プリセット切り替え時の音切れを防ぐ設定などについては、また別記事にしたいと思います。

次回、#2「空間系エフェクトの接続と設定」に続きます。
TOM ANDERSON 物語 #6「TOM ANDERSON、音詰まりする」
前回の#5「TOM ANDERSONのPUを代えるってよ」に続いて今回は#6「TOM ANDERSON、音詰まりする」と題して、
セットアップ、リペアについて書きたいと思います。

ギターのセットアップは大変重要なもので、演奏性はもちろん出音にも大きく影響します。
まさにプロフェッショナルの業です。
演奏者自身ができるのが最良だと思いますが、あまり現実的ではありません。
信頼できる楽器店に依頼することが重要になると思います。

さて時は前回の2009年から飛んで2016年。
TOM ANDERSONの22Fチョーキング時に音詰まりが発生。
原因としてはセットアップ、ネック、フレット…色々と考えられますが、自分では対処できないので楽器店にメンテナンスを依頼するしかありません。
しかしこの当時どこに依頼すればいいか当てが無かったのです。
色々と探した結果、都内の某楽器店に依頼することに。

セットアップのみで解決することになり、依頼した当日に上がりました。
これまでの自分の経験ではセットアップは基本的に1週間預かりだったので、大変驚きました。
以降、セットアップ、リペアはこちらにお願いしています。
これでまた長く演奏していけそうです。

以上、#6「TOM ANDERSON、音詰まりする」でした。
これにていったん「TOM ANDERSON物語」は終了となります。
思えばTOM ANDERSONを購入したのは14年前(2003年)の同じく5月でした。
ありがとうございました!

次回、「Crews Maniac Sound物語」に続く......?
TOM ANDERSON 物語 #5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」
前回の#4「TOM ANDERSONとの出会い」に続いて今回は#5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」と題して、
PU交換について書きたいと思います。

#1「私のTOM ANDERSON~仕様~」で書いた通り、PU配列は

オリジナル:H1-/SD1/H2+
2009年頃~2017年現在:SA1/SA1R/H2+

このようにオリジナルはH/S/Hでしたが、2009年頃デザイン的にS/S/Hにしたくなり、フロントPU交換を決意。
ただ音は気に入っていたため、できるだけ変わらないものを探します。
当然選択はTOM ANDERSON PUから。
このSA1は「スタックハムバッカー」というPUで、通常のハムバッカーのようにコイルを横ではなく縦に積む構造となっています。
これによってハムキャンセル効果によるノイズ減を狙っています。
ですのでマウント時にはシングルに見えますが、厳密にはハムということになります。
ただし音質的にはシングルに近いと思います。
なおこのフロントPU交換に伴い、ピックガードもサイズに合わせて交換しましたが、これはCrews Maniac Sound製です。

さてフロントPU交換は上手くいきましたが、しばらくするとハーフトーンの出音がおかしくなりました。

「俺のTOM ANDERSONはこんな音じゃない!」

確認してみるとどうやらセンターPUが駄目になったようです。
楽器店に持っていくと案の定、センターPUが断線していました。
交換することになり、フロントのSA1に合わせてSA1Rを選択。
Rは「Reverse Wiring」のことで、コイルを逆巻きすることでフロント&センターのハーフトーン時にノイズキャンセル効果を得ることが狙いです。
これもSA1同様、スタック構造をとっています。

なお「PU交換はやってみなければ分からないものである」ということを経験上お伝えしておきます。
PUの特性は色々と製品紹介にはありますが、実際に載せて音を出すまでは分からないということです。
ギターの出音はPU以外にもボディ、ネック、ブリッジ、ナット、アンプ、エフェクト、そして演奏者など様々な要素が組み合わさったものなので。

以上、#5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」でした。
次回、#6「TOM ANDERSON、音詰まりする」に続きます。
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