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六弦工房
the forget-me-notのギタリスト、Hajimeのブログです。
TOM ANDERSON 物語 #5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」
前回の#4「TOM ANDERSONとの出会い」に続いて今回は#5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」と題して、
PU交換について書きたいと思います。

#1「私のTOM ANDERSON~仕様~」で書いた通り、PU配列は

オリジナル:H1-/SD1/H2+
2009年頃~2017年現在:SA1/SA1R/H2+

このようにオリジナルはH/S/Hでしたが、2009年頃デザイン的にS/S/Hにしたくなり、フロントPU交換を決意。
ただ音は気に入っていたため、できるだけ変わらないものを探します。
当然選択はTOM ANDERSON PUから。
このSA1は「スタックハムバッカー」というPUで、通常のハムバッカーのようにコイルを横ではなく縦に積む構造となっています。
これによってハムキャンセル効果によるノイズ減を狙っています。
ですのでマウント時にはシングルに見えますが、厳密にはハムということになります。
ただし音質的にはシングルに近いと思います。
なおこのフロントPU交換に伴い、ピックガードもサイズに合わせて交換しましたが、これはCrews Maniac Sound製です。

さてフロントPU交換は上手くいきましたが、しばらくするとハーフトーンの出音がおかしくなりました。

「俺のTOM ANDERSONはこんな音じゃない!」

確認してみるとどうやらセンターPUが駄目になったようです。
楽器店に持っていくと案の定、センターPUが断線していました。
交換することになり、フロントのSA1に合わせてSA1Rを選択。
Rは「Reverse Wiring」のことで、コイルを逆巻きすることでフロント&センターのハーフトーン時にノイズキャンセル効果を得ることが狙いです。
これもSA1同様、スタック構造をとっています。

なお「PU交換はやってみなければ分からないものである」ということを経験上お伝えしておきます。
PUの特性は色々と製品紹介にはありますが、実際に載せて音を出すまでは分からないということです。
ギターの出音はPU以外にもボディ、ネック、ブリッジ、ナット、アンプ、エフェクト、そして演奏者など様々な要素が組み合わさったものなので。

以上、#5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」でした。
次回、#6「TOM ANDERSON、音詰まりする」に続きます。
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