六弦工房
the forget-me-notのギタリスト、Hajimeのブログです。
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TOM ANDERSON 物語 #6「TOM ANDERSON、音詰まりする」
前回の#5「TOM ANDERSONのPUを代えるってよ」に続いて今回は#6「TOM ANDERSON、音詰まりする」と題して、
セットアップ、リペアについて書きたいと思います。

ギターのセットアップは大変重要なもので、演奏性はもちろん出音にも大きく影響します。
まさにプロフェッショナルの業です。
演奏者自身ができるのが最良だと思いますが、あまり現実的ではありません。
信頼できる楽器店に依頼することが重要になると思います。

さて時は前回の2009年から飛んで2016年。
TOM ANDERSONの22Fチョーキング時に音詰まりが発生。
原因としてはセットアップ、ネック、フレット…色々と考えられますが、自分では対処できないので楽器店にメンテナンスを依頼するしかありません。
しかしこの当時どこに依頼すればいいか当てが無かったのです。
色々と探した結果、都内の某楽器店に依頼することに。

セットアップのみで解決することになり、依頼した当日に上がりました。
これまでの自分の経験ではセットアップは基本的に1週間預かりだったので、大変驚きました。
以降、セットアップ、リペアはこちらにお願いしています。
これでまた長く演奏していけそうです。

以上、#6「TOM ANDERSON、音詰まりする」でした。
これにていったん「TOM ANDERSON物語」は終了となります。
思えばTOM ANDERSONを購入したのは14年前(2003年)の同じく5月でした。
ありがとうございました!

次回、「Crews Maniac Sound物語」に続く......?
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TOM ANDERSON 物語 #5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」
前回の#4「TOM ANDERSONとの出会い」に続いて今回は#5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」と題して、
PU交換について書きたいと思います。

#1「私のTOM ANDERSON~仕様~」で書いた通り、PU配列は

オリジナル:H1-/SD1/H2+
2009年頃~2017年現在:SA1/SA1R/H2+

このようにオリジナルはH/S/Hでしたが、2009年頃デザイン的にS/S/Hにしたくなり、フロントPU交換を決意。
ただ音は気に入っていたため、できるだけ変わらないものを探します。
当然選択はTOM ANDERSON PUから。
このSA1は「スタックハムバッカー」というPUで、通常のハムバッカーのようにコイルを横ではなく縦に積む構造となっています。
これによってハムキャンセル効果によるノイズ減を狙っています。
ですのでマウント時にはシングルに見えますが、厳密にはハムということになります。
ただし音質的にはシングルに近いと思います。
なおこのフロントPU交換に伴い、ピックガードもサイズに合わせて交換しましたが、これはCrews Maniac Sound製です。

さてフロントPU交換は上手くいきましたが、しばらくするとハーフトーンの出音がおかしくなりました。

「俺のTOM ANDERSONはこんな音じゃない!」

確認してみるとどうやらセンターPUが駄目になったようです。
楽器店に持っていくと案の定、センターPUが断線していました。
交換することになり、フロントのSA1に合わせてSA1Rを選択。
Rは「Reverse Wiring」のことで、コイルを逆巻きすることでフロント&センターのハーフトーン時にノイズキャンセル効果を得ることが狙いです。
これもSA1同様、スタック構造をとっています。

なお「PU交換はやってみなければ分からないものである」ということを経験上お伝えしておきます。
PUの特性は色々と製品紹介にはありますが、実際に載せて音を出すまでは分からないということです。
ギターの出音はPU以外にもボディ、ネック、ブリッジ、ナット、アンプ、エフェクト、そして演奏者など様々な要素が組み合わさったものなので。

以上、#5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」でした。
次回、#6「TOM ANDERSON、音詰まりする」に続きます。
TOM ANDERSON 物語 #4「TOM ANDERSONとの出会い」
前回の#3「TOM ANDERSONとは?」に続いて今回は#4「TOM ANDERSONとの出会い」と題して、
私とTOM ANDERSONとの出会いについて書きたいと思います。

前回の記事から1年以上空いてしまいました…。

話は私が初めて購入したEGであるEpiphoneのレスポールカスタムに遡ります。
AGからギターの世界に入った私ですが、やがてEGが欲しくなります。
EGの二大勢力といえばストラトキャスターとレスポールですが、当時の私はペグが3:3でないと許せないという謎の考えのもと、レスポールを選択します。
とはいえ高額なGibsonは買えませんからEpiphoneを選択。

このレスポールに大きな問題がありました。
後に気付いたことですが、なんとフロントPUが陥没していたのです。

レスポール_フロントPU_サイズ変更済
※参考画像

PUの高さ調整でどうにかなるレベルではなく、完全に陥没していました。
有名楽器店で新品購入したのですが、通常使用であれほど陥没するとは考えられないので、購入時から陥没していたのでしょう。

しかし購入当時の私はそんなことにも気付かない愚か者でした。
初めて手に入れたEGを喜んで弾いたものです。

余談ですが当時の私はLUNA SEAのINORAN氏に憧れ、ストラップを限界まで下げて弾いていました。
ピッキング位置はベルトの15cm下でした。
本当にありがとうございました。

さてそんなフロントPU陥没レスポールでしたが、音はまともに出ていた…と思います。
やがて陥没に気付き絶望するわけですが...。

そして時は過ぎ、スタジオミュージシャンに興味を持ち始めた頃です。
「スタジオミュージシャンといえばストラトキャスターだ!」という理論に行き着き(極端すぎ)、志向がレスポールからストラトへと移行します。
このとき友人がFender Japanのストラトを持っていたことからこれを拝借。
しばらくFender Japan期間が続きますが、ジャック(ポット?)の接触が悪く、よく友人の祖父に直してもらっていました。
またアームの可動域が狭く、チューニングも安定しませんでした。

そこで新しいストラトの購入を考え、探し始めます。
当時思い描いたスペックとしては

・ストラトモデル(レスポール?何それ)
・指板はメイプル(綺麗!)
・ボディトップはキルテッドメイプル&バインディング有り(綺麗&高級感ある!)
・ブリッジはフロイドローズ(チューニング安定&ゴツくてカッコ良い!)

そしてたどり着いたのがTOM ANDERSONだったのです。
きっかけはよく覚えていませんが、DAITA氏だったように思います。

早速楽器店に行き初めてTOM ANDERSONを見てその美しさにため息が出ましたが、価格を見て別の意味でため息が。
高額なギターを手にするのは初めてでしたので、恐る恐る弾かせてもらいました。
この時初めてしっかりとセットアップされたギターを弾いて、その弾きやすさに感動したことは今でも覚えています。

購入を決意しますが、近く5% OFFのセールがあるとのこと。
はやる気持ちを抑えてセールを待ってついにTOM ANDERSONを購入しました。

またこのときテクニカルスタッフのご好意でレスポールのフルセットアップをしていただき、見事復活しました。

レスポール復活ッッ レスポール復活ッッ

しかし長年弾いていなかったため、現在はジャック(ポット?)が故障している模様。

こうして手に入れたTOM ANDERSONは今でも信頼できるギターです。
なお「ロミオとシンデレラ」や「千本桜」等は全てTOM ANDERSONで演奏しました。
また友人のストラトはいまだに拝借したままであることをご報告いたします。

以上、#4「TOM ANDERSONとの出会い」でした。
次回、#5「TOM ANDERSON、PU代えるってよ」に続きます。
TOM ANDERSON 物語 #3「TOM ANDERSONとは?」
前回の#2「私のTOM ANDERSON~私見~」に続いて今回は#3「TOM ANDERSONとは?」と題して、TOM ANDERSONというブランドについてご紹介します。

1970年代にミュージシャンとして活動していた創始者Tom Anderson氏でしたが、後にSCHECTER GUITAR RESEARCHに
ビルダーとして入社。
1984年にSCHECTERが買収され、代表であるDavid Schecter氏が解雇されたことをきっかけに独立。
TOM ANDERSON GUITAR WORKSを設立しました。

波乱万丈。

設立当初は他ブランドの下請け主体でしたが、後にカスタムオーダーを中心とした自社ブランドを開始。
LAのスタジオミュージシャンを中心に支持を集めます。

しかし2007年に突然の規模縮小を発表
当時私自身非常に驚きましたし、かなり話題になったことを記憶しています。
この件、発表当初はTom Anderson氏ほぼ個人による運営になるとのことでしたが、後に撤回されたようです。

完全に辞める辞める詐欺です。
本当にありがとうございました。

ただ生産数は絞っているようで、価格は2016年現在、自分が購入した2003年当時と比べて30~40%上昇しているようです。

Tom Anderson氏本人がミュージシャンだったこともあり、サウンド、演奏性に優れ、さらに舞台上での意匠的な美しさを兼ね備えたギター製作を目標としています。


完成後はTom Anderson氏が全ての最終チェックを行います。

以上、#3「TOM ANDERSONとは?」でした。
次回、#4「TOM ANDERSONとの出会い」に続きます。

TOM ANDERSON GUITAR WORKS
J.E.S.International
TOM ANDERSON 物語 #2「私のTOM ANDERSON~私見~」
前回の#1「私のTOM ANDERSON~仕様~」に続いて今回は#2「私のTOM ANDERSON~私見~」です。
私見ということで何卒ご了承ください。
まず自分はギターを主に4つの要素で評価しています。

1.サウンド
2.デザイン
3.プレイアビリティ
4.ピッチ

この「プレイアビリティ」ですが、広い意味で「弾き易さ」のことです。
直接的にはネックの太さやフィニッシュ、ボディの構造、重量等。
例えばネックが非常に太くてグロスフィニッシュであれば「弾き易さ」という点では評価は下がります。
また音の幅広さ、幅広いジャンルの楽曲に対応できるか否か等も対象です。

自分のTOM ANDERSONはこの4つの要素を高い水準でクリアしていると評価しています。
もちろんサウンドやデザイン等は主観的なところが多分にありますので、あくまで私見ということで…。

そうですね。サウンドについてはキラッとした感じが好きです。
オープンコードをジャーン!と鳴らしたときにパーン!と前に出てくる感じです。

               わかる?

なおデザイン面ですが、トップ材のキルテッドメイプルの質が良くありません。これは残念なところです。
またピッチ面ですが、フロイドローズゆえに安定感は高いのですが、弦交換やチューニングが煩雑という代償もあります。
とはいえ、総合的に自分の手持ちの中では最も信頼できるギターです。

以上、#2「私のTOM ANDERSON~私見~」でした。
次回、#3「TOM ANDERSONとは?」に続きます。
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